きみと同じ歳のころ

いつも眠たい人が書いた文章置き場

何処

一日目
慣れていくしかないのだろうな、という気持ちで出勤。起きる時間が一時間遅くなり、それだけで心に余裕ができるのがうれしい。
新しい職場、本当にちいさくて初日、私含めて四人しかいなかった。なのに慌ただしくなく静かですごかった。
新しい現場はAという駅とBという駅の中間にあるのだが、Aから行ったほうが駅徒歩は近いが、電車は乗り換えが多く時間もかかり定期代も高くなる。Bから行けば駅徒歩は少しかかるが(と言っても二、三分の差だが)乗り換えも少なく定期代も安い。迷わずBから行くことにしてそれはいまのところの最善なのだが、銀行・薬局・飲食店は断然A駅周辺のほうが多く栄えてる。Bはほとんどなにもない。まあ、昼休みとかに会社からAに行けばなにも問題はないのでよしとする。のんびり仕事を教えてもらって、のんびりと定時に上がらせてもらって、帰りにこれから必要になるであろうふせんやクリップ入れを買ってスーパーで千切りのたくあん(マヨネーズと白胡麻を入れて和えるとうまい)とお酒も買ってオンラインストアでペンケースと定規と卓上カレンダーを注文した。爆買い。そういや消費税上がったなと思ったけど気にせずに買った。


二日目
すごいことに会社までの道を覚えていなかったのでドトールで買ったカフェラテを片手にぐるぐる迷いながら出勤(一日目は上司に案内してもらった)。もう覚えたぞ。焼きそばを売ってる店を左折するんだ。あたたかい水を飲みながらまたゆっくり働いた。
帰り、行きつけの整骨院で心ゆくまでマッサージをしてもらい、その後、ストレッチに使用するためのセラバンドを使ったトレーニングを教えてもらった。これがなかなかきつい。両手に持ってぐいーんと伸ばすと肩甲骨が動いてなんだかんだ猫背がよくなるらしい。
セラバンドを購入して帰宅。昨日買ったたくあんをマヨネーズと白ごまで和えたやつと卵を入れたうどんと酒を夕飯にして腹を満たした。


三日目
朝、時間に余裕があるし掃除してから行くかと思って掃除してたら家出る時間ギリギリになって焦った。でもこれから家帰るの遅くなるからなるべく朝やりたいんだよなあ。改良策を考える。昨日あれほど道を覚えたのに、また軽く迷いそうになった。そうだね、焼きそば屋さんもそうだし警察署を通り過ぎる前の道を左折するんだよ。
ゆっくりと業務を教わった。ソフトを操作しながらおさらいをしたら忘れてしまった箇所があって、でももう一度聞いたら親切に教えてもらった。
あたたかい水は必須品だ。お昼はドトールミラノサンドを食べた。おいしい。
前の現場に残った一番仲がいい会社の子がなかなか大変そうで心配している。いますぐにでもご飯に誘いたいが、体の調子もよくないらしくさらに心配している。いつでも連絡しておくれとメッセージを送った。
帰り、ユニクロでブラトップを買ったらハンガーがついたまま袋に入れられていることに気づいた。私は捨てるしかないけど、お店の人は気づいているだろうか。怒られていないだろうか。


▼最近YouTubeでよく聴いている曲

Maison book girl / 鯨工場 / MV



四日目
朝から土砂降りの雨で気がめいり、長靴を履いて家を出たけど会社着くころには晴れていた。そろそろ室内履き用意しないとな。
四日目にしてはじめて自信満々に迷わずに出社できた。天才(ハードルが低い)。

離任前日夜、私がこの現場にはじめてきたときにとてもお世話になった方からとても素敵なメッセージをいただいた。その人はいまは同じ会社の別の拠点にいるのだが、なにかと気にかけてくれていて正直この現場で一番信頼のおける人だ。その人からはげましの言葉や今度一緒に食事に行きましょうなどのうれしい言葉をもらって、私もそれに返信をして充実した気持ちで寝た。

終点 - きみと同じ歳のころ

以前このメッセージをくれたすてきな人と、私と同じく会社を離れた人たち・残る人たちで来月飲みに行くことが決まって最高に気分が上がった。レアキャラとも言われた。
スロウに業務を教わった。「おー」「そうなんですね」「なるほど」とか言っているけど正直60パーセントくらいしか分かっていない。分からなくなったらまた聞けばいいしと思っている。

今日買ったもの
週刊ファミ通(moon特集)
・指サック(ないと落ち着かない)
・インデックスシール(あると便利)

平和に充実に一週間を過ごしたのはすごく久しぶりだった。