きみと同じ歳のころ

いつも眠たい人が書いた文章置き場

古本

新しく務める現場が決まって一安心。ようやく、ようやく精神的安寧の日々がはじまる。面白かったのは、一からはじめる転職ではなくて自分の籍は本社に置いたまま、働きに出る現場が変わるだけということなので、面談(面接ではない)には本社の上司と社長が同行したことだ。味方が強すぎる。新しく働くかもしれないという現場はいまの本社とかなり密接的な関わりがあって、互いに顔も知っているというか社長も上司も前はそこで働いていたとのことだったので、まあ安心してしまった。私はほとんどしゃべることなく、昔馴染みの三人でわいわいやっている感じがよかった。ちいさい会社あるあるの、「パーテーションでなんとか区切ったスペース」で面談したのもよかった。

しかし、面談終わって三十分後に上司から「十月から働けるぜ。(新しい現場の)社長から了承もらったぜ」の連絡がきたのには笑った。スピード感よ。しかしうれしい。いままでの現場の規模がマンモスだとすると、新しい現場の規模はひじきくらいなので(あくまで規模の話)、少しは心に余裕が持てる。家からも多少近くなるし。なんかもう色々とよかった。面談の際、会社の上司と駅で待ち合わせをし、面談場所にてこてこ歩いただけでこの土地の雰囲気が気に入った。下町だからね、と言われて納得した。そこは昔働いていた神保町に少し似ている。