きみと同じ歳のころ

いつも眠たい人が書いた文章置き場

満潮

ブログって基本書き溜めるものではないも思うのだけど、書きたいことがいくつもあるので忘れないうちに書き残しておく。新鮮度はゼロである。

暗い路地裏で暮らしている。薄汚れた服を着ている。あなたは誰だと聞いている。世界が一つの言語しかなかったらどうなんだろうと考える。結局ぼくたちは分かりあうことができないまま今日も生きてしまっている。「神さま」と呼ぶ。返ってきたのは返事ではなくてぼくを殺すための鋭い切っ先だった。それなりの不便さには慣れなければいけない。順応していかなければいけない。錆びたナイフをポケットにしまっている。やさしさってもの、ぼくは知らない。ポケットに手を突っこんで、つめたい刃物の背を触る。神さま。誰かに教えてほしいのに。周りには誰もいない。きっと、誰もやさしくなかったんだ。

いまさらだが、ようやく梅雨が明けた。今年の梅雨は人生の中でいちばんの梅雨らしい梅雨だった。毎日雨か、よくて曇りなんだもの。いままでは梅雨でもそれなりに晴れの日もあったと思うのだが、あいつら(誰?)、今年は本気出してきた。創作上の雨は好きだが実際の雨は好きではない。色々と考える。人を殺した夢を見た。「もしも」なんてこの世にはない。じっとりとした心地で目が覚めた。お願いだから。誰を殺したかは覚えていない。